現実社会に生きづらさを感じる若者は多くいると思います。
「家族」や「学校」「会社」などでの実名で生きる人生に嫌気がさし、行きづらさの余り「死にたくなる」ことがあります。
そんなときTwitterでつぶやきたくなります。
「死にたい」って。
匿名の空間。
誰も僕(私)のことを知らない人たちと接触できる空間。
誰も自分を責めない。
誰も自分の欠点を知らない。
誰も期待をかけない。
誰も悪口を言わない。
そんな赤の他人を求めてネットの空間をさまよう。
でも、気づいて欲しい。
あなたの心の奥底の本心を。
SNSで「死にたい」と発信する。
誰かと一緒に死のうとする。
もし、あなたがこうした心境にあるならば、あなたは生きるべきです。
なぜなら、
Twitterなどで「死にたい」と“つぶやく”ことは、心の奥底の「生きたい」という気持ちが抵抗しているんだよ。
どこの誰だかわからない人と接触して「一緒に死のう」というのは、本当は「誰かの愛」を求めているんだよ。
それに気がついてほしい。
だけど、深く傷ついてしまった。
だけど、生きることに疲れ果ててしまった。
だけど、周りの人たちに迷惑ばかりかけてこれ以上耐えられない。
だけど、生きていたくない。
そう言うかもしれない。
でも、僕はあえて言う。
死を選択し、灰の中から蘇ってきた僕だから言わせて。
まだ、戻れる。
心の奥底では「死」を望んでいない。
ただ、どう生きるのかがわからないだけ。
ただ、生きる力を失っているだけ。
ただ、未来への希望を見失っているだけ。
ただ、人生に躓いているだけ。
ただ、人生に自暴自棄になっているだけ。
ただ、苦しみの中で負けそうになっているだけ。
カッコ悪くてもいい。
欠点ばかりでもいい。
家族に迷惑ばかりかけてもいい。
失敗ばかりでもいい。
成功なんてしなくてもいい。
お金なんてなくてもいい。
ダメな自分だっていい。
人生には「勘違い」する時期や瞬間があります。
「死にたい」と本気で思っているといっても、状況が変われば気持ちも変ります。
いま、あなたを苦しめている要因はなんですか?
家族との関係?
友人との関係?
生活の不安?
経済的苦悩?
もし、そうならば、あなたを取り巻く環境(状況)が「死にたい」気持ちを作り出しているもの。
あなた自身はそれに引きずられているだけ。
主体的に生きることは辛いことも伴うけど、だからこそ喜びを得ることもできる。
人生の中で「死にたい」気持ちになったっていいんだよ。
だって、人生は苦しみの連続だから。
この世は不浄の世だから。
汗をかいてクタクタになって働いた後の一杯のビールの美味しさ。
悪口を言われたり、イジメられたりして傷ついているときに、ふと言われる温かい言葉。
辛いことがあるからその分、より喜びを感じる。
それが心の秘密。
楽しいことばかりだったら、本当の幸せを感じなくなる。
それが心の秘密。
他人からぞんざいに扱われた経験があるからこそ、他人の尊厳を大事に思える。
それが心の秘密。
苦悩して死にたくなる気持ちを味わったからこそ、あなたは強く、優しくなれる。
それが心の秘密。
僕が言えることは、ただ「あなたの心の奥底の本心に正直であって欲しい」ということ。
「一人で死ぬのが怖いから誰かと一緒に死を選ぶ」
「SNSで『死にたい』とつぶやく」
この2つは、あなたの心の奥底のあなた自身からのメッセージです。
あなたはまだ引き返せます。
泥んこになって、躓きながら、悔し涙を流しながら、歯を食いしばってでも、惰性に生きてでも、それでも生きていいのではないでしょうか?
僕はそうした姿のほうが素晴らしいと思います。
「死にたい」と思うことは恥ずかしいことでもなんでもありません。
人生には必ず逆境、苦難困難があるからです。
「いままでの自分」を捨ててください。
「いままでの人生」を捨ててください。
「いままでの価値観」を捨ててください。
いままで持っていたあなたのこだわり。
あなたを苦しめてきたあなたのこだわり。
それを「捨てる」ことで、あなたは生まれ変わります。
そう、脱皮することが人生には必要なのです。
あなたの「死にたい」気持ちはサナギとなって活動停止した状態です。
動かなくなり、醜い姿になったサナギは大空を飛ぶための準備です。
あなたの葛藤、苦悩は生まれ変わるあなたの翼になるのです。
あなたは醜い姿から優しい人間、少し強くなった人間に生まれ変わるサナギの状態なのです。
さぁ~蝶になって飛び立ってください。
「死にたい」と思っていない人たちに言いたい。
「死にたい」と言っている人たちをバカにしたりしないでください。
「死にたい」というメッセージが発信されていたら、それを目にしたら「無視」しないでください。
「死にたい」というメッセージを発信する人たちはまだ黄色信号。
まだ、引き返せます。
あなたの一言で。
あなたの行動で。
「死にたい」と思っている人たちには、あなたの助けが必要なのです。
つばさより。