「自分はなんのために生きているんだろう?」
そんな苦しみを抱えていませんか?
そして、「生きる意味が見いだせない」、だから「死んでしまいたい」、そう考えている人がどこかにいると思います。
「過去の辛すぎる出来事」が忘れられないで苦しんでいる。
そんな方がどこかにいると思います。
そんな方に僕は伝えたい言葉があります。
それでも、歩みを止めないでください。
一歩でもいい、歩みを進めてください。
「死にたい」と思っている人は、明日への一歩を踏み出すことも困難でしょう。
分っています。
それでも、半歩でもいい、踏みだしてください。
半歩が無理なら、1/4歩でもいい、わずか1センチでもいい、前へ、未来へ、踏みだしてください。
「生きる力がわかないんだ」
分かっています。
生きる力を失った人の目は「過去」に向いています。
前に進むということは、未来に目を向けるということです。
「過去の辛い出来事」にとらわれている人は、未来に心を向けることが困難です。
あなたがもし、「前を向いて生きていけない」「死にたい」と思っているのなら、辛くて、悲しくて、悔しくて、心を切り裂かれるような出来事があったのでしょう。
誰かに裏切られたかもしれません。
誰かにあなたの尊厳を傷つけられたのかもしれません。
大切な人を失った絶望という悲しみを抱えているのかもしれません。
辛い気持ち、悲しい気持ち、悔しい気持ち、恨む気持ち、憎しむ気持ち、これらはすべて「過去」という牢獄に閉ざされた感情です。
「過去の不幸」を忘れてください。
「過去の恨み」を忘れてください。
「過去の出来事」を忘れるのです。
あなたを苦しめるすべての過去を放り投げてください。
過去はすべて過去の牢獄の中に閉じ込めてください。
あなたの肉体は“いま“を生きているのです。
でも、心が「過去」に生きているから苦しいのです。
過去の不幸な出来事を考えることを止めてください。
あなたを苦しめた誰かのことを考えることをやめてください。
過去の出来事を変えることはできません。
だから、前に進んでください。
傷口がふさがっていなかったら、血が流れるかもしれません。
未来に目を向けることは、辛いことかもしれません。
前に進むことは痛みを伴うかもしれません。
それでも、未来に目を向けてください。
涙を流してでもいい、未来に目をむけてください。
明日を思ってください。
ゼイゼイと息が切れるかもしれません。
踏みだした足が転んでしまうかもしれません。
前に進んだつもりが、後ろにさがってしまうかもしれません。
それでも、前に進むのです。
泣きながらでもいい、苦しみを抱えてでもいい、叫びながらでもいい、立ち直っていなくてもいい、生まれ変わっていなくてもいい。
それでも、前に進むのです。
それでも、過去から目を背けてください。
それでも、過去の出来事を思うことを止めてください。
それでも、辛い過去の出来事を忘れてください。
それでも、前に進むのです。
それでも、前を見てください。
それでも、今日という足元から、未来へ心の目を向けてください。
それでも、あなたには明日が来るのです。
それでも、あなたには未来が待っているのです。
未来に背を向けるのではなく、過去に背を向けてください。
過去の不幸を思うのではなく、未来に心を向けてください。
過去の不幸に捕らわれているあなたの歩みは止まっています。
未来へ向けて歩みを踏み出してください。
1歩進んで、2歩下がってもいい。
半歩ずつでもいい。
それでも、歩みを踏み出すのです。
辛くても、悲しくても、痛くても。
それでも、前に進むのです。
それでも、明日へと踏み出すのです。
だから、過去ではなく、未来を見るのです。
僕も痛みを抱えながら、半歩ずつ、前に進んでいます。
僕も涙を流しながら、今日を生きています。
それでも、前に進むのです。
つばさ